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2019/06/29

井上陽水 英訳詞集

ロバート・キャンベルさんが井上陽水の歌詞の英訳書を上梓したそうです。

その中の有名な「傘がない」の訳詞として
「都会では自殺する若者が増えている」
「今朝来た新聞の片隅に書いていた」
「だけども問題は今日の雨 傘がない」

陽水さん曰く、

この傘がないとは単に雨を凌ぐ傘がないのではなく
社会一般の問題としての傘がないの意味だという意味を込めて
書いたということが
朝日新聞のコラムに書かれていました。
つまり、若者が自殺することに対しての「社会的傘がないこと」への
メッセージとも受け取れます。
そうであればとても奥深い内容だと思います。
英訳では一人称の「I've got no umbrella」から
「No Umbrella」してほしいとの陽水さんからダメ出しがあったそうです。

以前、CCRの曲で「雨を見たかい」という歌がありました。
原題は Have you ever seen the rain ?
アメリカが介入したベトナム戦争の頃に発売され、アメリカでは、
放送禁止になりました。

「ずっと、こんな調子さ。どうだい、「the rain:雨」を見たかい?
ピーカン照りに晴れた日に、水のようにキラキラ降り注ぐ水のようにさ。
遅かれ早かれだって、まったく、こんなこと何時になったら終わるんだい。」
(歌詞要意約)ベトナムの戦場でナパーム弾と戦争についての会話ともとれる
この歌は、当時のアメリカ人、兵士が持ち始めていたベトナム戦争に対する
疑問の気持ちや罪の意識を代弁することになりました。

ピーカンの晴れた日でも雨が降る、つまり天気の良い日でも
放射能やナパーム爆弾が降ってくるということを隠喩したと言われています。



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