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2011/04/10

ヤマハデザインという大きな遺産

個人的にヤマハのデザイン、製品は若いころから

大ファンでした。父に最初に買ってもらったバイクが

ヤマハのDT-1という2ストのトレールバイクでした。

そしてバイトでためたお金で初めて買ったオーディオが

ヤマハのTC-800GLというマリオ・ベリーニデザインの

カセットデッキ、同時にヘッドフォンも購入。現在も手元

にあります。それ以来、30有余年オーディオ、スキー、

テニス、ゴルフ、楽器とヤマハの製品を買い続けてきました。

ですから僕のDNAはヤマハのデザインというか、

ものづくりに常に呼応しているようです。

ヤマハのデザインは純粋に日本人のDNAが作り出したもの。

わびさびを端的に表現していると思います。子供のころ、

高嶺の花で買えなかったヤマハスキー、Hi-Flexはその

ひとつ。真っ白なスキー板には何も描かれて

いません。グラフィックといえばスキーの先端にヤマハの

音叉マーク、そして先端と金具の中間にただ一点、

小さくHi-Flexと表示されているだけなのです。

この板は本当に美しい板でした。数ある海外や日本製の

板はどれもこれもくどくてけばけばしいグラフィックなのに

この板だけは唯一孤高の存在でした。ピアノのような光沢の

純白の板は様々な想像を喚起し、幼心に強烈なインパクトを

残しました。

ヤマハは日用品ではなく、移動体、楽器、スポーツ用品といった

趣向品で常に人々の心を魅了してきました。これは70年代、

80年代から受け継がれてきた企業文化、21世紀へ向けての世界

デザイン遺産とも言えるべきものではないでしょうか?

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